2012年03月29日

Starlight Xpress Lodestarへの対応

 Starlight Xpress Lodestarへの暫定対応が完了しましたのでテストを行いました。

 iAGからLodestarへの制御方法は2つあります。
 1つはStarlightXpress用プラグインを利用する方法(先日NOBさんに教えていただいたSDKを使っています。)、もう1つはASCOM Camera v1プラグインでASCOM SX Driverを経由して利用する方法です。

 とりあえずA(1)さんからLodestarを借りて仕上げの実装を行い、この2つの方法と比較対象としてPHD Guidingを使用して映りを確認しました。
 薄雲のある中かつ光害地でのテストですので、参考レベルとお考えください。

lodestar.jpg

まずはPHD Guiding
PHD_SX_sample.jpg

同じ箇所をiAG+SXプラグイン。中央等倍クロッピングなので画角がPHDとは異なります。
iAG_SX_sample.jpg

その設定
iAG_SX_config.png

同じ箇所をiAG+ASCOM Cameraプラグイン+SX Driver
iAG_ASCOM_sample.jpg

その設定
iAG_ASCOM_config.png

 カメラ機能に関しては、だいたい同じ程度には使えるのではないかと思っています。

 iAGは今のところ自動でストレッチを調整する機能が無いので、条件設定がやや面倒ですが、逆に調整代はあります。今後実戦でどの程度面倒さが残るかを含め対応を考えたいと思います。

 なお暫定対応としているのは、Lodestarはinterlacedなカメラのためか、SDKを通して取得する画像情報は片側ライン(偶数ライン)しかとれていないような感じです。iAG SXプラグインではBilinear補間で2倍の大きさにしていますが、このあたりの対応をどうするかが課題です。
 ASCOM+SX Driverの画像を見ても、奇数列と偶数列でかなり明るさが異なるようなので、これは潜在的な課題あるいは仕様なのかもしれません。


 あとガイドポートに関しては、実戦テストは未です。
 Lodestarの仕様ではカメラの露出とガイドポート操作が排他的になるようで、これがiAGの実装仕様と相性が悪く問題となります。具体的にはガイドポートへのOFFコマンドが露出でブロックされて遅れてしまう問題がありました。(iAGではこれらを非同期で制御しています。)
 取り急ぎはこれらの動作の同期を取るようにしてSXプラグインを実装していますが、較正がうまく動くかといった点がまだ微妙なところです。(おそらく較正作業において一瞬固まったように見えることになると思います。)
 ASCOM Cameraプラグイン経由の場合は今のところ同期制御を実装していないので、ガイドポートをうまく制御できないと思います。

今回使用したものは以下においております。

http://www.swetake.com/astro/iAG/iAG.html

iAG 0.9.0 beta4
CaptureDeviceStarLightXpress 0.3.3 beta

ASCOM Camera v1プラグインはiAG本体に同梱しています。

ASCOM SX Driverは
http://www.daddog.com/ascom/sxcamera
にあります。
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2012年03月25日

MEADE DSIプラグイン改善品のテスト

 昨晩MEADE DSIプラグインの改善品のテストをしてみました。

 比較対象はPHD Guidingです。

 まずは望遠鏡を適当な方向に向けてPHD Guidingを起動してみます。

phd2.jpg

 光害地でテストしていますので、そのせいか背景の明るさが傾斜しています。
 ピントがあっていないですがこちらはご愛嬌ということで。
 同じ状態でiAGに切り替えて条件を出してみます。

iAG2.jpg

 iAGは入力画像中央クロッピング、PHD Guidingはリサイズしているため、表示上の画角が違っていますが、大体同じ感じにしてみました。(それぞれを元画像サイズにして比較しないと、縮小画像のままだとわかりにくいと思います。)

 この時の条件が以下です。
iAG_Config.png

 ストレッチの間隔はかなり詰めたほうが良さそうな感じです。ただこのあたりは対象やバックグラウンドの明るさにも左右されるので都度調整が必要そうです。
 あと後で気づいたのですが、露出時間がPHD Guidingが1.0secに対してiAG側が0.7secになっていました。あわせておけばよかったところです。
 大体同じ感じに見えると思いますが、もう少し条件をつめる余地はありそうな感じです。

http://www.swetake.com/astro/iAG/iAG.html
にあるiAG 0.9.0 beta3-4.zipとDSI Plugin0.6.2betaを使いました。
posted by 開発者 at 13:36| Comment(2) | TrackBack(0) | テスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月26日

MEADE DSIプラグインの改善

 映りがいまいちなまま放置していました、MEAD DSIプラグインの見直しをしました。

 具体的には明度0となる最大入力明度と、明度255となる最小入力明度を設定できる様にしました。言葉ではわかりにくいので、イメージとして下図参照ください。

sample.png

 LoStretch,HiStretchの2つのパラメータで設定します。
 これらのパラメータは入力の最大明度の比率で表されます。

 これとガンマを組み合わせれば、DSIの出力ビット数を活かして、かなり暗い範囲もそれなりに映ってくれることを期待しています。
 ついでに現在調整中のiAG 0.9.0用のインターフェイスに適合するよう手も入れています。

 まだ実戦未導入ですが、以下においています。

http://www.swetake.com/astro/iAG/iAG.html


posted by 開発者 at 18:57| Comment(3) | TrackBack(0) | 機能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月23日

ASCOM Platform 6.0 SP1

2週間くらい前にリリースされていることに、今頃気づきました。

install.png

早速試してみたいと思います。
posted by 開発者 at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月12日

RAW(DNG)用コンポジットソフトウェア

 より緻密な画像処理を行おうとすると、RAWレベルでの各種操作がしたくなってきますが、読み込み・書き出しともに可能なものがフリーのものはあまり無いみたいです。
 そこで、とりあえず非圧縮DNG限定ですがRAWを読み込んで、処理して、書き出すプログラムを書いてみました。

RStackerといいます。
まだα版レベルの試作品ですが、以下においておきます。

http://www.swetake.com/astro/RStacker/RStacker.html

RStacker.png

出来ること
・RAW(非圧縮DNG)ベースのマスターダークフレーム作成
・RAW(非圧縮DNG)ベースのダーク減算
・RAW(非圧縮DNG)ベースの静止コンポジット(平均値、中央値、明(最大)、暗(最小))
いずれも非圧縮DNGを読み込み、非圧縮DNGを出力します。

 確認はEOS Kiss X2から出力したCR2を、Adobe DNG Converterで非圧縮DNGに変換したもので行っています。

 とりあえずこのプログラムでやりたいことは、一通りの前処理です。細かい調整は別のプログラムで現像後にやってもらおうという思いです。
フラットフィールディングくらいは後々実装したいと思っています。
posted by 開発者 at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする